2018.07.11
コミュニケーション能力が高い人の特徴
コミュニケーション能力が高い人は心の垣根がない
基本的な挨拶ができる
コミュニケーションをとるためにはお互いに信頼し合うことが必要で、そのためにも第一印象が重要になると先述しました。その場にふさわしい服装や姿勢、立ち居振る舞いなどの見た目でプラスの印象を与えることはできますが、直接声をかける挨拶も重要です。普段から明るく挨拶するように心がけましょう。そして、お礼やお詫びがある場合は真っ先にそれを伝えるようにしましょう。
また、挨拶をするときは極端にへりくだった態度や横柄な態度はNGです。上座や下座の位置、エレベーターの立ち位置など一般的なマナーは必要ですが、やり過ぎてはかえって失礼になってしまうため気をつけましょう。
相手の本質を見る
仕事上の立場や年齢などによる上下関係はあるかもしれませんが、だからといって萎縮したり尊大な態度で接していては相手の本質を見ることはできません。どんなタイプの人でどんな価値観をもっているのか、これから目指しているものは何か、関わっているのはどんな人達なのか、と目の前にいる相手とその周りを取り巻く人たちをイメージして、言葉の端々からさまざまな情報をキャッチし、相手の本質に目を向けてみましょう。
誰とでも仲良くなる
コミュニケーション能力が高い人の多くにみられるのが、「誰とでも仲良くなれる」ということです。初対面の人や会話する機会が少ない人にはどうしても警戒心を抱いてしまいますが、コミュニケーション能力が高い人は初対面の人にも自分から警戒心を解いて仲良くなろうとする傾向があります。コミュニケーションをとるためには好き嫌い関係なく、まずは心の垣根をなくして誰にでもオープンに接することが必要なのかもしれません。
会話をするときは相手のことを考える
コミュニケーション能力が高い人の多くは話し上手なだけでなく、聞き上手でもあります。相手の話を引き出すだけでなく、話したくなるように相槌を打ったり、表情や体の動きで相手の話に興味があることを全身でアピールすることで相手も気持ちよく話すことができ、良い関係が築きやすくなるのです。また、相手に気持ちよく会話してもらうために相手の名前を呼ぶのも効果的です。名前は誰しもが特別に感じているため、ただ「こんにちは」を挨拶するよりも「〇〇さん、こんにちは」と挨拶された方が大切に扱われているように感じ、相手の心の垣根を下げることができます。
気持ちよく会話してもらうためにも「いや」「でも」といった否定の言葉は使わないようにしましょう。たとえ相手が間違っていたとしても、否定するのではなくその人の意見だととらえて、なぜそう思うのか質問してみましょう。相手を否定することはどうしてもトラブルの元になりやすいため、良好な人間関係を築くためにも否定はせず、なおかつ自分の意思もしっかりと伝えるようにするといいでしょう。
思い込みや勘違いをしない
思い込みや勘違い、決めつけはコミュニケーションの大きな妨げです。第一印象などからネガティブなイメージをもってしまうと、「この人は苦手だな」と思い込んでしまい、態度や雰囲気ににじみ出てしまう可能性があります。そういった雰囲気は相手にも伝わりやすいため、相手の態度も硬化していまいコミュニケーションとることもままならなくなってしまうかもしれません。かといって、ポジティブな思い込みをしてしまうと相手にフィルターをかけてみてしまうためミスなどを見逃してしまう可能性があります。人間である以上、どうしてもフィルターをかけてしまいますが、思考の偏りを補正するためには自分がフィルターをかけていることを認識し、自分自身の思考をよく観察することが大切です。