介護現場でのコミュニケーションの重要性は?

コミュニケーション能力向上講座

2018.07.08

コミュニケーションの重要性

お互いを思いやることが必要不可欠!

生きていく上で人と人のつながりは必要不可欠

高齢により体が衰え介護が必要になった場合、「介護される人」ということに引け目を感じてしまう人も多いはずです。このような不安をとり除き、介護する側とされる側が対等であるためにもコミュニケーションは欠かすことができません。
私たちは誰かとつながり心を通わせることによって生きている意義を見いだしています。「一人の方が楽だ」と他人との関わりを減らそうとしている人もいますが、だからといって、社会と切り離してたった一人きりで暮らしているわけではありません。買い物をしたり病院に行ったりなど、何かしらのつながりを持って暮らしているはずです。私たち人間は他人や社会と関わることによってさまざまな刺激を受け、心身ともに健康に暮らすことができるのです。
しかし、他人や社会と関わらずたった一人で暮らしていると心身ともに不健康になってしまう可能性が高くなります。これは年齢に関係なく、お年寄りであっても同様です。介護が必要なお年寄りに対して、家族が積極的に介護に関わっている場合は充実した日々を送ることができますが、反対に家族や介護職員と良好な人間関係が築けず常に孤独を感じている場合は、自分の存在意義が見いだせず空虚な人生を送ることになってしまうからです。

まずは「関わること」

介護現場でのコミュニケーションの基本は、まずは関わることです。言葉を交わしたり触れたりするだけでなく、目を合わせたり頷いたりなどどのようの方法でもいいのでまずは相手と交流することを心がけましょう。老人介護施設などで話を聞くと、「今日は誰とも会話しなかった」「話し相手がいてよかった」という人が意外と多くいます。施設によって規模が違うため人数の増減はありますが、老人施設ではたくさんのお年寄りや職員の人がいます。たくさんの人が同じ時間を過ごしているにもかかわらず、まるでたった一人きりでいるかのような感覚で過ごしているのです。
介護では、心身の健康や意欲の向上のためには人との関わりやメリハリのある時間を持つことは欠かせないとされています。そのため、コミュニケーションを積極的にとるようケアプランなどで他者交流と改めて記載されている場合もあります。

効率的な介護にコミュニケーションは欠かせない

介護を行うにあたって、「介護をする人」と「介護される人」の信頼関係は欠かすことができませんが、だからといって、会ったこともない職員や話したこともない職員など自分に興味を持っているかどうかわからないような人に自分のことを任せるのは不安も大きく、大きなストレスになってしまいます。ストレスを減らすためにも、まずはお互いに相手を思いやることからはじめましょう。ですが、お年寄りの場合は高齢や病気で十分に理解できないことも多いですし、介護職員も自分の想いを相手にきちんと伝えることができるだろうかと不安を抱えたり、一生懸命介護をしているのになかなか報われない感覚に捉われたりすることもあるでかもしれません。もし、そのようなジレンマを抱えてしまったらそこで立ち止まるのではなく、もっと相手のことを知るために積極的にコミュニケーションをとっていくようにしましょう。相手のことを知れば知るほど介護の方向性がみえてくるため、お年寄りの望むことがきちんと理解でき、効率よく介護を行うことができます。

コミュニケーションの重要性について

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